Columnコラム

プチ鬱?情緒不安定?アロマの力で元気になる。あれ?もしかして、うつ病かも?なんて時はアロマを使ってみませんか?

気持ちに波があったりやる気が湧かなかったり……。ストレスが溜まって、なかなか寝付けない、理不尽なことを言われた、ショックなことがあった、やる気がない、身体がだるい、やたら涙もろくなった、うつになる原因も症状も様々です。

よくうつは完璧主義の人がなりやすいと言いますが、日本人の10人に1人がうつ病と診断されている、と言われる現代では他人事とは言っていられません。

そんなうつですが、アロマを味方につけることで、辛い症状を和らげることができるのです。今回は、そんなうつ病に役立つアロマをご紹介したいと思います。

そんな心の不調を整えるのにアロマが有効です。誰にでも好まれる柑橘系オイルで実践します。

アロマセラピーで使われるのは、植物の中にある芳香成分だけを抽出した精油。リラックス目的で楽しんでいる人が多いけれど、精油の力は実はパワフルで、脳にダイレクトに影響する。

「視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感の中でも、嗅覚の刺激は脳へ伝わる速度が一番早いんです。脳は心身の変化を司る司令塔。ですから、香りを嗅ぐことで感情が変化するだけでなく、自律神経が整ったり、ホルモン分泌が調整されるなど体調も変化します」

最近、精神的な不調を抱えている女性の多いといわれています。

「ストレス過多が影響していると思いますが、特に女性はホルモンバランスの乱れでそれが顕著に。感情の浮き沈みややる気が出ないなどの悩みを抱えている人が多いようです」

自律神経を整えたい、情緒不安定タイプ。

自分が本来あるべき状態に戻してくれる、 安定感ある精油・ベルガモットが活躍します。

柑橘系のベルガモットは、自律神経の調整や鎮静効果が。バランスを取るのに優れていて、自分が本来あるべき正常な精神、肉体の状態に戻してくれます。消化器系が不調な時にも作用します。

マスクやティッシュに精油を垂らすだけでもOK。

一番簡単な芳香浴は、マスクやティッシュに数滴垂らして使うこと。ティッシュを折りたたんで身近に置き、香りを楽しみながら朝の身支度をしたり、読書を楽しんだり……。イライラと興奮している気持ちは治まり、反対にやる気が出ずに沈んだ気持ちの時は少しずつ気分が上がってきます。

香りだけでなく、肌からも有効成分を吸収。

粗塩に精油をブレンドして作るアロマバスソルト。香りの成分が、鼻からだけでなく皮膚からも吸収され、心身のバランスが整う効果がアップ。粗塩はミネラル豊富で加温や発汗作用があるので、精油との相乗効果が期待できます。

プチ鬱タイプに必要なのは、ポジティブ思考の脳の活性化。

グレープフルーツの香りの影響で、 やる気を起こす成分・ドーパミンが分泌。

落ち込んでリフレッシュしたい時、やる気を起こしたい時に使いたいのがグレープフルーツの精油です。香りを嗅ぐと脳内でやる気を起こす成分・ドーパミンが分泌される。肝臓にも働きかけるので、むくみ解消やストレスからくる不調を和らげる効果もあります。

前向きな考えと自信を回復するローズマリー

仕事で大きなミスをしてしまって、もう自分なんてダメだ…なんて自信をなくしてしまい、何をするにもやる気が起きなくなっているようなときには、ローズマリ―がサポートしてくれます。

フレッシュで、これぞハーブ!と言った香りが特徴のローズマリーは、神経を刺激して頭をクリアにする作用があり、くよくよ考え過ぎて、どんどん落ち込むスパイラルから抜け出すように働きかけてくれます。そして、再び行動するパワーを得て、自信を取り戻すことが出来る様になります。

気分を明るくしてくれるイランイラン

イランイランは、精油の中で一番抗うつ効果が高いとも言われている香りです。

イランイランのエキゾチックで甘く優雅な香りには、憂うつな気分を明るくし、幸せな気持ちにしてくれるパワーがあります。

強いショックやストレスに押しつぶされそうで、どうしようもないときにも、一筋の光を見い出す手伝いをしてくれるような精油です。

香りが甘すぎて苦手に感じるときは、これまた抗うつ作用のあるベルガモットと合わせると、爽やかさがプラスされて使いやすくなるだけでなく、相乗効果も期待できます。

質のいい眠りをもたらし心を元気にするラベンダー

言わずと知れたリラックスの定番、ラベンダー。

ラベンダーは、自律神経のバランスを整える働きがあり、気分を明るくする抗うつ作用、興奮を抑える鎮静作用や、眠気を誘う睡眠作用の多方向から、うつの症状改善をサポートしてくれる精油です。うつの状態が続くと、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅いなど、睡眠にも影響を及ぼすことがありますが、きちんと質のいい睡眠がとれないと自律神経のバランスは乱れ、心や体に更なる不調が現れ悪循環に陥ってしまいます。

睡眠に影響が出てきているときは、ラベンダーの精油を5滴お風呂に入れてアロマバスにしましょう。身体と同時に心も温まり、しっかり眠れるようになります。

本来の自分を取り戻すカモミール

リラックスさせて気持ちを落ち着ける効果があることで有名な精油です。

うつというと、やる気がなくなるイメージがありますが、自分には価値がないという焦りや恐怖心を隠す為に、常にイライラしていたり、むしゃらに仕事に没頭するタイプの人もいます。

そういったタイプの人には、カモミールがぴったりです。

もっとできるはずと言った自分に対するプレッシャーや、自分らしさを見失った落ち込み、不安や焦りをやわらげて、ありのままの自分を受け入れられるように働きかけます。

すると、安心感を得ることができ、自分らしく生きることができるようになりますよ。

アロマセラピーの経験や知識がなくても、好きな香りを生活に取り入れることで、気持ちが優しくなったり、疲れが癒されたりするのではないでしょうか。ストレス軽減のために心身ともに深いリラックスを得られるよう、アロマの世界を楽しんでみてください。

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