Columnコラム

第一印象は香りで決まる。「もう一度会いたい」と思わせる香り

人と接する機会のある方々は、身なりや言葉づかいなど、印象をよくするための努力を重ねていることでしょう。そこで今回は、「印象力を高める香り」についてご紹介します。

冒頭の『第一印象は香りで決まる』の言葉通り、“におい”は想像以上に速く強く、相手に印象づくものなのです!匂いを嫌だと感じてしまうと、たとえ魅力的な異性であっても心が惹かれないからです。それくらい匂いの影響は大きいのです。男性にとっても匂いは大事です。かわいい彼女であっても、匂いが全く合わずにキツイと感じる場合は別れを検討する男性がとても多いんです。匂いは男女ともに気になる要素であり、決して無視できるものではありません。

“におい”は本能や感情に作用する

「嗅覚は本能や感情を揺さぶる力が強く、反応が速い」嗅覚は五感の中でもっとも原始的なシステムで、なぜならば、嗅覚は他の五感と違い、ダイレクトに脳の大脳辺縁系に到達するからです。大脳辺縁系は、本能的な行動や感情に関わる場所です。

一方、嗅覚以外の五感(視覚・聴覚・味覚・触覚)は、脳のほぼ中央に位置する視床を経由し、大脳皮質に送られ、ある程度整理・統合されたうえで大脳辺縁系へと送られます。大脳皮質は、知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る場所。この対比から分かるように、“におい”は、見たものや聞こえてくる情報よりも速く、本能や感情に作用します。

「香り」が興味関心を高める

ある実験で「香り」は相手への興味関心を高めるとのこと。なおかつ、香りと人物のイメージが一致しているほど強まるそうです。

その研究では、女性50名に対し、香料を漂わせ女性の顔写真を見せて、瞳孔の変化を測定したとのこと。瞳孔は自律神経の支配を受けて拡張・縮小するため、拡張すれば興味関心が高まっていることになります。その際、香りで瞳孔は変化しましたが、写真だけでは変化しなかったそう。香りに少し気をつかうだけで、第一印象が大きく変わるのは間違いありませんね。

好きな人の匂いをかぐと、不安がなくなり、安心することができます。

好きな人そのものでなくても、シャツなどをかいで落ち着く・・・と思う方が多いのは、まるで彼に包み込まれているような気分になって安心感を得ることができるためなんです。

匂いは人の心に大きな影響を及ぼします。ラベンダーの香りなどをかぐと、心が落ち着いてリラックスすることができますよね。好きな人の匂いをかいで安心するのもそれと同じです。

ストレスが溜まっているときは好きな人の匂いでリラックスしましょう。

アロマテラピー効果別「香り」の種類

【樹木系】落ちついた・ゆったりとした雰囲気を印象づけたいとき

サイプレス、シダーウッド、パイン・ニードルなど 

【ハーブ系】清涼感・スッキリした印象を与えたいとき

ペパーミント、ローズマリー、タイム、マージョラムなど 

【柑橘系】親しみやすく、明るい印象を与えたいとき

スイートオレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモンなど 

【フローラル系】エレガントでやわらかい印象を与えたいとき

ラベンダー、ローズ、ゼラニウム、ネロリ、カモミールなど

【エキゾチック系】心を落ちつかせてくれる、安心感のある印象を与えたいとき

イランイラン、パチュリ、サンダルウッド 

【樹脂系】親近感のある印象を与えたいとき

フランキンセンス、ベンゾイン 

【スパイス系】個性的で刺激的な印象を与えたいとき

シナモン、ジンジャー、クローブなど

以上、判断基準のひとつとしてご紹介しました。印象力を高めるために香りを選ぶポイントは、「相手に好印象であるか」「自分の雰囲気に合っているか」です。柑橘系やフローラル系などが無難ですが、ご自身でブレンドするのもいいですね。

*** ほのかな「香り」で印象力を高めましょう!***

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