Columnコラム

アロマテラピーに欠かせないキャリアオイルとは?オリーブオイル編!!体の疲れや美容にも、用途が沢山!

アロママッサージで使用する植物油脂の中でもベースとなる油脂をキャリアオイルと言います。アロママッサージでは、精油はそのままでは濃度が濃すぎて肌に直接付けられないため、キャリアオイルに薄めてから肌に使用します。精油の脂溶性の性質を利用しています。そういった精油の有効成分を効率的に皮膚へと運ぶ(=carry)ことから、キャリアオイルと言われます。

シリーズで代表的なキャリアオイルをご紹介致します。

今回はオリーブオイルをご紹介します。

アロマテラピーでもオリーブオイルを使うんですか?と言われることがありますが、スキンケア基材としてよく活用されている植物油です。今や、日本の食卓でも一般的になったオリーブオイルですが古代エジプト、古代ローマといった古くから、食用や宗教儀式、医療などいろいろなシーンで活用されていたようです。聖書にはエッセンシャルオイル(アロマオイル)の原料と共にオリーブオイルが香油を作る材料として登場しています。

ご存知のとおりオリーブは平和の象徴。オリーブの葉で作った冠の写真やイラストは一度はご覧になったことあると思います。国連の旗のシンボルもオリーブです。

オリーブオイルの特徴

オリーブは地中海地方原産の常緑樹。果実は熟すと緑から黒へと次第に色が変わります。その果肉からオイルが搾られます。

オリーブオイルも種ではなく、果肉部分からオイルが抽出されます。果実が発酵するまで陽に当て、発酵したら種をとり、実を潰し圧搾します。その後遠心分離機にかけられ、ろ過します。この時最初に抽出されたものがバージンオイル、圧搾の開始直後に抽出されたものをエキストラバージンオイルと言います。

オイルは、わずかに緑がかった黄色から比較的、濃い緑色のものまであります。品種(栽培種)が多く、香りや色も微妙に違いがあります。

また食用と化粧品グレードの違いもあり、いろいろな種類のオイルが存在します。

低温では固まるので冷蔵庫に入れると固まります。

オレイン酸が多いため酸化しにくいオイルといえます。使いやすく、入手もしやすいためビギナーにもおすすめ!

オリーブオイルの5つの効果効能

皮膚軟化効果

表皮を柔らかくする作用があります。マッサージで使用すると、筋肉の疲れもとると同時に、若返りアンチエイジングにも効果的です。

皮膚の炎症の緩和

オリーブオイルは、日焼けや火傷、虫刺され、痒みなどの皮膚の炎症に使用することができます。炎症に関する症状に効果的と言われています。

筋肉の傷みや疲れをとる

オリーブオイルを使ったマッサージは、筋肉を鎮静させます。筋肉痛や捻挫、打撲などの症状を緩和させると言われています。ホホバオイルやアーモンドオイルと混ぜて使用することもオススメいたします。

保湿力効果が高い

保湿力の高さは乾燥肌や成熟肌に向いています。クレンジングに使われることも多いです。クレンジングの多くが余分な皮脂も取り除いてしまいますが、オリーブオイルのクレンジングは、保湿をしながら、汚れを取り除いてくれます。

頭皮のケアと白髪予防

頭皮ケアにもオリーブオイルは効果的です。毛穴の汚れを取り除き、これは抜け毛予防にもつながります。また、長年使用していると白髪の予防にもなるという人もいます。

お好きなエッセンシャルオイルと一緒にアロママッサージがオススメです。

キャリアオイルエッセンシャルオイル(精油)を希釈(溶かして薄めること)してマッサージオイル(トリートメントオイル)を作り、身体に塗布してマッサージを行います。深い精神的リラックス効果をもたらすと共に、体液の流れを促進しながら、皮膚からエッセンシャルオイル(精油)の成分を体内に浸透させることで、高いアロマテラピー効果を心身に取り入れることができます。マッサージオイルを作る際には、マッサージに関しては、とりわけ難しい技術が必要というわけではありません。作ったオイルを、マッサージしたい部分に塗布して、エッセンシャルオイル(精油)の香りとタッチングの心地よさを感じながら、優しく指と掌を滑らせてください。

マッサージオイルの作り方

(50mlのキャリアオイルを使う場合)

  1. キャリアオイル50mlを量ります。
  2. エッセンシャルオイル(精油)10滴をキャリアオイルに加え、かき混ぜて、マッサージオイルを作ります。
  3. 作ったマッサージオイルを、身体に塗布して優しくマッサージします。

いかがでしたか?1年の疲れをお好きなエッセンシャルオイルと

キャリアオイルをブレンドしたマッサージオイルで身も心も

癒してくださいね。

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