Columnコラム

植物はなぜ香りを持つのでしょうか? ボディ&マインドを癒す精油の香り

「香り」と一言で言ってもその種類や効果は多種多様です。良い香りは、嗅ぐだけで気持ちが落ち着いたり、やる気が出てきたりと驚くほど気分転換できますよね。「香り」を感じる嗅覚は視覚や聴覚と違って本能に直接作用するので、心や体に働きかける効果は絶大。「香り」自体は目に見えるものではありませんが、効果的に使用すれば集中力を高めたり、安眠、リラックスできる…などといいことづくめです。まずは自分が好きだと感じる香りから試してみてはいかがでしょうか。ぜひ、日々の暮らしに「香り」を取り入れてみて下さいね。

アロマテラピーで使う香りのエッセンス(精油)はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物の花・葉・果皮・樹皮・根・種子・樹脂などに含まれる揮発性の芳香物質です。一般的によく使用される精油の数は30~50種類で、もっとも珍しいものも含めると精油は何百種類もあります。そして、ひとつの精油に含まれる芳香物質の種類は微量成分も含めると数百種類にも昇ることもあります。

なぜそんなにたくさんの香りがあり、たくさんの物質がひとつの精油に含まれるのでしょうか?

精油は植物が持つ「生き抜く力」なのです。何億年もの昔、植物の祖先が生まれた時から現在まで、いったん根を貼ったらそこから動くことのできない植物が、自然界の過酷な気候や天敵にさらされながらも、生き残るために獲得してきたさまざまな力のひとつが、精油なのです。芳香物質は時に、その強い殺菌作用で周りの病原菌から自己を守ります。また、他の植物が育たないような精油成分を発散したり、時には傷つけられた植物から殺菌作用のある成分が発散されると、それを受けて周りの仲間の植物も同じ成分を発散して身を守るというような、情報伝達の役目もするのです。そして、子孫を残すために、良い香りで昆虫や動物を引き寄せて受粉させたり、種を拡散させたり、逆に天敵の嫌がる香りをさせるなど、様々な目的のために芳香物質も多様化していったのです。これらの植物のパワフルな命がぎゅっと詰まったのが精油(エッセンシャルオイル)で

人々の心とカラダを癒してくれます。

精油ってすごいと思いませんか? 

大地の恵みがたっぷりなエッセンシャルオイルで若々しく綺麗に過ごしましょう!


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