Columnコラム

いよいよ夏休みも後半に突入しましたね。

いよいよ夏休みも後半に突入しましたね。

どれほど一生懸命に宿題に取り組んでいても、日によっては集中力がなく勉強に身が入らない、ということはよくあります。とは言え、そのような集中出来ない日であっても、あと2週間ほどどうにかして勉強を進めないといけません。

そこでオススメしたいのが、アロマの力を借りて集中力をアップさせる方法です。アロマには様々な種類の香りがあり、そのなかには集中力をアップしたり記憶力を高めたりと、勉強に関して有効なモノが存在するのです。

香りと脳の関係

香りは脳、特に短期記憶を蓄える海馬に直接刺激を与えます。そのためアロマを嗅がずに記憶するのと、アロマを嗅ぎながら記憶するのとでは、海馬に与えられる刺激の量に差があるため、記憶力にも差が出るのです。

また集中力においても、脳機能を活性化させるアロマの力が発揮されます。勉強中にいかに集中力を高めるとは、「いかに脳機能を活性化させるか」に掛かっているのです。

社団法人・日本アロマ環境協会が発表した論文によると、小学6年生38名にペパーミント精油およびオレンジスイート精油を嗅がせたあとで百ます計算をさせたところ、計算ミスがペパーミントの場合で23.8%、オレンジスイートの場合で27.3%減少したそう。精油の香りと集中力には関連があるようですね。

アロマを勉強に利用するなら、アロマディフューザー(精油の香りを室内に拡散させる器具)を用意したり、精油を垂らしたハンカチを机の上に置いたりといった方法があります。好きなアロマを選び、集中して勉強に取り組みましょう。

人間の五感のなかで嗅覚のみは、直接鼻孔から脳に伝わり、刺激を与えています。この「脳に直接刺激を与える」点こそが、香りが脳機能へ働きかける理由なのです。空気中にアロマが放出されると鼻の奥の神経がその有効成分を感知し、脳内物質の分泌を促します。快楽物質として有名なドーパミンやセロトニン、さらには、脳内麻薬とも呼ばれる強力な作用を持つβーエンドルフィンまでも、アロマによって分泌が促されるのだといいます。

よって瞬時にして大きく以下のような効果があります。

1.集中力アップ

日本アロマ環境協会の行った実験によると、オレンジ・スイートの精油の香りを浴びてから計算問題を行った子供は、そうでない子供と比べて計算ミスが減少したそうです。また、アロマを取り入れている企業では、オフィスでアロマを焚いたところ、従業員のタイプミスが減少したとか。このことから、アロマには集中力を向上させることによって、ミスを防ぐ効果があるのだといえます。

2.記憶力アップ

ローズマリーの香りをかいだ被験者は、記憶力のテストにおいて、何も嗅いでない人よりもいい結果を残しました。これが香りによって気分が改善し、パフォーマンスが上がったこととは無関係という結果も出ています。まだ研究途上で不明な点も多いですが、アロマオイルに含まれる有効成分が記憶力を改善させることが判明しています。

3.気分のリフレッシュ

アロマのもっともよく知られた効果です。アロマテラピーを行うことによって、うつ病患者の症状が改善されることがわかっています。勉強をしていると、長時間机に向かったり、試験へのプレッシャーを感じたりすることから、自然とストレスが溜まってしまいますよね。アロマの効果により、ストレスで能率を下げることを予防することができるでしょう。

次の投稿では集中力、記憶力アップに有効な精油をご紹介いたします。

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