Columnコラム

疲れた心と身体、ホリスティックに効き目があるアロマテラピー の仕組み

家事や育児、介護、そしてお仕事などで頑張っている貴女、プチ不調を感じていませんか?

日々の疲れやストレス、生活習慣、加齢などによる自律神経やホルモンバランスの乱れは、免疫機能が低下する原因になります。

また、イライラしやすくなったり、気分が落ち込みやすくなるなど、心と体は深く繋がっているといわれています。香りは人の脳に直接届き心を動かします。もしも心が SOSといっているときは、エッセンシャルオイルを使って脳に信号を送り、いつもの元気を取り戻しましょう。

「香り」はどのようにして、人の心と体に影響を与えるのでしょうか?香り(エッセンシャルオイル)の成分の分子は、ふたつの経路から人の心と体に作用します。

まず速攻0.15秒で、嗅覚から脳へ

まずひとつは、エッセンシャルオイルの成分の分子が、感覚器(嗅覚)から脳へ伝わる経路です。香りを嗅いだ時、「大脳辺縁系」という、脳の原始的な部分(ここは感情、記憶、性欲、直感など本能に関わる部分)に最初に伝わることです。そのため、香りを嗅ぐと「気持ち良い」「好き」「嫌い」といった反応が起きたりします。

精油の即効性とリラックス効果で副交感神経を優位にして疲労回復

自律神経は、自分の意思ではコントロールできない神経で、活動しているときや興奮しているときに働く「交換神経」と、リラックスしているときや睡眠時に働く「副交感神経」の2種類がバランスを取っています。しかし現代人は、電磁波を発するスマホ、パソコンの電子デバイスや、仕事や生活によるストレスにさらされることが多いため、交感神経が優位になっている時間が長い人が多いと言われています。精油の香りは、心身をリラックスするので副交感神経を優位にし、無意識のうちに心と身体の疲労を回復に導いてくれます。

大地の恵みがたっぷりなエッセンシャルオイルで若々しく綺麗に過ごしましょう!

人間関係がうまくいかなかったり、仕事で失敗したりすると気分が落ち込み、自身がなくなることがあります。中には抗うつのような状態になる人もいます。

こんなときは、心を落ち着かせながらも気分を高める効果のあるアロマスプレーをオススメします。ピュアーでボタニカルな香りが心身ともに癒してくれて

ショックや悲しみ、不安などを取り除いて気分を明るくさせてくれます。

落ち込み・抗うつに

オススメのエッセンシャルオイル

ゼラニウム   ローズとハーブ系をイメージする香り

フローラル系  ミドルノート

植物名:ゼラニウム

学名:Pelargonium graveolens

科名:フウロソウ科

抽出部位:葉

製造法:水蒸気蒸留法

精神的・肉体的情緒的なアンバランスを調整するといわれ、激しく感情的に動揺を安定させて回復させる働きがあります。そのため、不安と抗うつを静め、精神を明るく高揚させます。また、ホルモン系の働きを正常にする効果も期待できます。

○おもな作用:抗うつ、抗菌、細胞成長促進、ホルモン調整、利尿

○好相性:サンダルウッド、ジャスミン、ベルガモット、ラベンダー、ローズ

○注意点:皮膚への刺激が強いので、使用量に注意する

オレンジ・スイート   甘くフレッシュな香り

柑橘系  トップノート

植物名:スイートオレンジ

学名:Citrus sinensis

科名:ミカン科

抽出部位:果皮

製造法:圧縮法

リフレッシュやリラックス効果があり、不安や緊張、ストレス、うつ状態から解放され、気分を前向きにする効果が期待できます。

また、安眠を促す精油としても知られていますので、就寝前に香らせるとよいです。作用も穏やかなので、子供にも安心して使用できます。

そして、胃腸の調子を整える作用もあり、下痢や便秘などの胃腸のトラブル全般的に効果が期待できます。また、食欲を増進させる作用もある為、食欲不振の方にもおススメですが、逆にダイエット中の方には注意が必要です。

○おもな作用:抗うつ、消化促進、食欲増進、鎮静

○好相性:ネロリ、プチグレン、ユーカリー、ラベンダー、レモン

ネロリ    オレンジを感じる優雅な花の香り

フローラル系  ミドルノート

植物名:ビターオレンジ

学名:Citrus aurantium

科名:ミカン科

抽出部位:花

製造法:水蒸気蒸留法

生活や仕事で抱えたストレスを発散できていないときや、ショックな出来事があり心が深く傷ついている時などに、心を落ち着かせて精神を安定させてくれるといった精油です。深くリラックスさせる効果があり、そして、幸福感をもたらしてくれます。ホルモンの変化による不安やPMS、更年期の不調などにも役立つとされています。ぐっすり眠りに尽きたいときにもおすすめの精油です。寝室のアロマポットなどに数的垂らして眠るとよいでしょう。

また、体への効能では自律神経を調整し、心身をリラックスさせる作用があります。ストレスからくる吐き気や緊張性の発汗、口の渇き、食欲不振、胃痛、便秘、下痢など、ストレスによる様々な体の不調の改善に役立ちます。

○ おもな作用:抗うつ、細胞成長促進、鎮静、皮膚軟化

○ 好相性:イランイラン、サンダルウッド、ジャスミン、ベルガモット、ローズ

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