Columnコラム

免疫力アップを目指して!アロマでウィルスをブロックしましょう

テレビのニュースを見ていると「新型コロナウイルス」の話題ばかりですね。

ここで大切なことは、必要以上の恐怖心や不安をもたないことです。不安というのは、ある程度は必要なものですが、過度な不安やストレスは、自分の心と体を蝕み免疫力を低下させてしまいます。アロマの持つ薬効は、古くから心身を整えたりや感染症対策に活用されてきました。中世ヨーロッパで感染症が大流行した際には、ローズマリーなどのハーブを活用して身を守ったといわれています。

エッセンシャルオイル(精油)には様々な効果・効能がありますが、今回は「免疫力アップ」に絞って、おすすめのエッセンシャルオイル(精油)をご紹介していきたいと思います。

寒さが増して空気が乾燥する冬は、ウイルスの活動が活発になります。夏の疲れが蓄積された冬の身体は、どうしてもそのウイルスに感染してしまいがち。食事や睡眠によって体調をキープすることはもちろんですが、今年はアロマの力で免疫力アップを目指してみましょう。免疫力アップが期待できる精油と、簡単な活用法をご紹介します。

免疫力の低下が起こる原因は

・冬の疲れによる体力低下

・ストレス

・普段からの疲労の蓄積

・睡眠不足

・老化

などがあげられます。

アロマを用いた芳香浴やマッサージでストレスを緩和したり、疲れをしっかり取り除いたりすれば、免疫力の低下を防ぐことができます。またアロマでリラックスして質の良い睡眠をとることも、免疫力アップにつながります。

アロマオイルが免疫力を上げる仕組み

アロマテラピーで使うエッセンシャルオイル(精油)の中身は天然由来の植物の香り成分。香りを嗅ぐと、その物質は嗅覚を介して、鼻の中から脳へと伝わります。

鼻の奥までは天然の化学成分が吸い込まれますが、脳に入るときには電気信号に変換されます。その情報は、脳のいくつかの部分に届きますが、そのうちのひとつが視床下部(ししょうかぶ)。視床下部は免疫系や内分泌系を司り、体内を調整する役割をもちます。そのため、エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐと視床下部の働きに作用し、免疫系に良い影響を及ぼすとされます。日常生活の中で、アロマテラピーを活用していれば、風邪の予防が期待できるのはこういうわけです。

視床下部は、自律神経の中枢でもあるので、風邪によって乱れがちな睡眠や消化器系の諸症状の緩和にも役立ちます。さらに視床下部は心理的、肉体的ストレスにも敏感に反応します。好きな香りを使ってストレスを和らげるのも、免疫力を下げないために有効です。

免疫力アップにオススメのエッセンシャルオイル5選

アロマの中には免疫力をアップが期待出来る成分が多く含まれている種類がありますので、アロマテラピーによる免疫力アップを狙いたい人はぜひセレクトしてみましょう。特におすすめの精油5種を紹介します。

①ティートリー

オーストラリアの原住民はこの木の葉を使用して感染症をおこした創傷をなおしていました。免疫刺激作用があり、さらに抗ウイルス、抗真菌・抗真菌殺菌作用が強い「テルピネン4オール」が豊富に含まれているのが特徴です。現在は日本でもその効能が広く認知されており、天然ティーツリー精油が配合された洗剤やシャンプー、クリームなどが販売されています。

②ユーカリ・グロブルス

コアラが好きな葉としても有名なユーカリには、なんと700以上の種類があるといわれています。

そのためユーカリ精油もたくさんの種類が存在しますが、特に免疫力を高める効果を期待できるのは、最も代表的なユーカリともいわれるユーカリグロブルス。「1,8-シネオール」が成分の大半を占め、香りがやや強いという特徴がありますが、鼻やのどなどの呼吸器系トラブルや花粉の症状に効果を発揮するとされています。免疫強化作用もあるため、風邪のひきはじめの症状緩和にも期待できます。

③レモン

強い抗菌作用を持つことから、食用以外にも使われてきたレモン。かつてはマラリアを治すのにも役立つとされてきました。ヨーロッパ諸国においても、レモンは中毒と感染症に効く万能薬とされてきました。

④ラヴィンサラ

マダガスカル語で「体にいい葉」を意味するラヴィンサラは、万能薬として愛用されています。優れた免疫力アップ作用を持ち、感染予防に役立ちますが、ウイルス対策にも有効だといわれています。疲れた心身に活力を与え、落ち込んだ気分をポジティブに変えてくれるといわれています。

⑤タイム(チモール)

料理のスパイスとしてもおなじみのタイムには「チモール」という成分が含まれており、強い殺菌効果と抗ウイルス作用を持っています。古代エジプトではミイラの防腐剤として使用されていたほどです。中世ヨーロッパで感染病であるペストが蔓延したときには、タイムの枝を焚いたりお風呂に入れたりして、感染を防止していたという言い伝えもあります。

簡単に楽しめるアロマオイルの使い方①基本的な使い方の芳香浴

アロマオイルの基本的で簡単な使い方が、芳香浴です。

芳香浴は、天然アロマオイルのやさしい香りを部屋に充満させることができるので、日常のストレスから解放され、ゆったりした空間を楽しむことができますよ。

・アロマポット

水を上皿に7~8分目めまで張り、アロマオイル(精油)を1~5滴程度垂らしてろうそくで温める方法です。

蒸気とともに香りが広がって癒されるだけでなく、ろうそくのぼんやりした灯りにもほっこりします。

・アロマライト

上皿にアロマオイル(精油)を1~5滴程度垂らし、電球の熱で温める方法です。

基本的にはアロマポットと同じですが、アロマライトは火を使わないので、ろうそくよりも安全性が高いです。

・アロマディフューザー

アロマ加湿器とも呼ばれているディフューザーは、ミストが出るタイプのアロマ芳香器♡

超音波振動板で水を振動させて冷たいミストを発生させる超音波式と、タンクの水を加熱して熱い蒸気を発生させるスチーム式がメジャーです。

・アロマブリーズ

風の力を使ったアロマ芳香器で、小さなファンの力で風をおこしてアロマオイル(精油)の香りを広げてくれます。

手のひらサイズのものが多いので、持ち歩く女性も多いようです。

一番リラックスしたい場所である部屋が、より落ち着く空間になれば楽しみも増えますよね。

簡単に楽しめるアロマオイルの使い方②いつでもどこでもいい香りなハンカチ

「アロマオイルってお家でしか楽しめないのが残念」と思っている方はいませんか?

アロマオイル(精油)は専用の器具がないと使えないイメージがあるかと思いますが、器具を使わなくても、もっと手軽で簡単に楽しめる使い方があるんです。

それが、ハンカチに垂らす方法!

ハンカチにアロマオイル(精油)を1~2滴ほど垂らして持ち歩けば、いつでもどこでもアロマを楽しむことができますよ♡

さらにバッグに入れておけば、バッグを開けるたびにいい香りふわっと漂います。

そのため、ハンカチについた香りが他のアイテムにも移ってほのかに香るので、お気に入りのアロマオイルを使うのがポイントです。

また、ボディクリームやヘアセットで使った香りと混ざると、変なニオイになってしまう可能性もあるので、外で使うならボディクリームなどは無香料のものがおすすめですよ。

簡単に楽しめるアロマオイルの使い方③アロママッサージでデトックス

アロマオイル(精油)は香りを楽しむだけではなく、マッサージにも使える実用的なアイテムです。

ただし、アロマオイル(精油)をそのまま使うと肌への刺激が強すぎるので、エッセンシャルオイルと馴染んで濃度を薄めてくれるホホバオイルや、スイート・アーモンドオイル、グレープシードオイルなどのキャリアオイルと混ぜた使い方が基本になります。

混ぜるときには、エッセンシャルオイルの濃度が1%以下になるように作りましょう。

目安としてはキャリアオイル50mlに対してエッセンシャルオイル10滴をプラスするくらいです。

使い方も簡単で、肌に塗る際は、まず手のひらでオイルを温めます。

そして肌に馴染ませながら、リンパに沿って老廃物を流すような感覚でリンパマッサージをしましょう。

脚なら足首からひざ裏、ひざ裏から太ももの付け根へ、腕なら手首から脇の下に向かって優しく流してみてくださいね。

簡単に楽しめるアロマオイルの使い方④お風呂に入れてリラックス効果を高める

毎日のバスタイムは、一日の疲れを癒すリラックスタイムでもあります。

バスタイムにこそ、リラックス効果の高いアロマオイル(精油)を取り入れてみましょう。

お湯を張った浴槽の中に、アロマオイル(精油)を1~5滴ほど垂らし、よくかき混ぜてから入浴するだけなので、とっても簡単ですよね。

アロマオイル(精油)の香りがお風呂の湯気とともに広がり、入浴中のリラックス効果を高めてくれますよ。

アロマオイル(精油)によって効果も異なるので、求めるものに合わせて香りをチョイスするのも上手な使い方の一つ!

ぐっすり眠りたいときはラベンダー、お肌を潤したいときはローズ、冷えにはローズマリーなど、その日の調子や気分によって使い分けましょう。

簡単に楽しめるアロマオイルの使い方⑤足湯や手湯

休日のリラックスタイムをもっと楽しみたい」「湯船に浸かってる時間がない」というときは、足湯や手湯に取り入れる使い方も簡単でおすすめです。

足湯や手湯の場合は、洗面器に40℃くらいのお湯を張り、アロマオイル(精油)を1~3滴ほど垂らし、よくかき混ぜてから15分ほど浸かってみてください。

手浴は、手や腕の疲れ、肩こりに効果的で、蒸気を吸い込むようにすれば芳香浴としても楽しめますよ。

足湯はくるぶしまで入れて温めることで、むくみ改善や冷え性の緩和に役立ってくれます。

また、入浴や足湯などもできないときは、アロマシャワーにするのもおすすめです。

床にアロマオイル(精油)を1~3滴垂らしてからシャワーを浴びることで、シャワーのお湯がアロマオイル(精油)の香りを引き立ててくれますよ。

簡単に楽しめるアロマオイルの使い方⑥マグカップに垂らして楽しむ

アロマオイル(精油)をお部屋で焚いてみたいけど、アロマポットを購入することを考えるとなかなか始められない……なんて方もいるのではないでしょうか。

でも、お家にあるアイテムで簡単にアロマを楽しむ方法があるんですよ。

そのアイテムがマグカップ!

使い方はとっても簡単です。

マグカップに沸かしたお湯を注ぎ、その中に2~3滴ほどアロマオイル(精油)を垂らすだけ♡

湯気とともにお部屋中にアロマの香りがふんわりと広がり癒されますよ。

また、アロマオイル(精油)の芳香成分を鼻や口から積極的に取り入れる吸入としても使うことができるので、鼻づまりや喉の痛みなど風邪のひき始めにもおすすめの使い方です。

その際は、抗菌効果があるといわれているユーカリオイルやティートリー、ペパーミントなどのアロマを使うようにするといいですよ。

いかがでしょうか?アロマで免疫力をアップしてこの冬を乗り切りましょう。

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