テレビやニュースではコロナウィルスの話題ばかりですね。感染症や風邪やインフエンザの予防にアロマが役立つのをご存知ですか?
アロマと言えば、リラックス目的と思っている人もいるかも知れませんが、アロマの効果はリラックスだけにとどまりません。風邪やインフルエンザは、いつどこで感染するかわかりませんよね。アロマを使えば良い香りに包まれながら、風邪予防をすることが可能なのです。今回は、そんな風邪予防に効果のあるアロマと、おすすめの使い方をご紹介していきたいと思います。
感染症・風邪予防に効果的なアロマ5つでインフルエンザ対策にも!
抗菌・抗ウィルスがケタはずれ ! !
冬こそ使いたいオーストラリア先住民アボリジニの秘薬ティーツリー
ティーツリーは、オーストラリアが原産の精油です。
先住民のアボリジニの時代から、葉がケガや皮膚の治療薬として使われ、現代では家庭の薬箱に精油が常備され、医療現場でも使われているほど、とても優れた効果がある植物なのです。
特に、その殺菌作用は非常に強く、副作用も少ないことから注目されています。ウィルスの増殖を抑える、抗ウィルス作用もあると言われているので、インフルエンザの予防にも効果が期待できます。また、殺菌作用だけでなく、免疫力をアップする働きもあるので風邪予防にはもってこいです。ストレスなどで免疫力が落ちていると感じる人は、是非、アロマバスにして疲れを取りながら免疫アップを目指しましょう
「家庭の万能薬」として使われてきたハーブ。ほのかに甘く、ひんやりとした爽やかな香りが特徴です。
「風邪が流行る時期は、香りをかぐだけで予防になるんです。鎮静、抗菌、抗ウイルス、免疫力を活性化させる作用などがあり、のどの痛みや咳が出始めの初期症状を和らげます」
アロマ初心者で、風邪予防にとりあえず1本買って試したい、という場合にはティーツリーをおすすめします。
妊娠中でも使用できる精油なので、薬が制限される妊婦さんもティーツリーで予防しましょう。低血圧の方は使用をお避け下さい。
咳が出始めた時にはユーカリ
清涼感のあるシャープな香りは、頭をスッキリと冴えさせてくれます。仕事、勉強や車の運転など、集中力を高めたいという場面に適しています。そして、1,8-シネオールには去痰・鎮咳作用や抗炎症作用があります。風邪や花粉症で鼻が詰まった時、喉にからんだ痰を切りたい時などに、積極的に香りを吸い込むことで症状が改善すると言われています。コアラが食べることで知られているユーカリですが、オーストラリアではティーツリーと並び古くから使われ、ドラックストアなどでも購入できるほど、身近なものになっています。
ちょっと独特な香りには、強い殺菌作用、抗ウィルス作用があり、風邪対策にはよく使われる代表的な精油です。予防だけでなく咳が出始めてしまったら、20mlの植物オイルに4~8滴精油をいれて希釈したものを、のどから胸の辺りに塗るようにすると、呼吸が楽になり咳がひどくならずに済みますよ。もし香りが苦手だと感じるときは、風邪予防に効果のある他の精油とブレンドすると、使いやすくなり効果もアップします。
妊娠中、高血圧、てんかんのある場合、幼児は使用を避けると言われていますが、刺激の少ないユーカリ・ラディアータなら、子供や高齢者でも使用することが出来ます。
免疫力アップのラベンダー
リラックスと言えばラベンダーというイメージが強い精油ですが、風邪予防にも役立ってくれます。ストレスが溜まると、免疫力が下がると言われているので、リラックス効果のあるラベンダーは期待が出来そうですよね。
それだけではなくラベンダーには、ウィルスや菌に感染するのを抑える作用があるんです。免疫力を高める働きもあるので、風邪に負けないからだを作るにはもってこいですね。
妊娠初期には使えない精油ですが、直接皮膚に塗布するトリートメントではなく、香りを嗅ぐだけなら問題ないという医師や専門家もいますが、心配な場合は、妊娠初期は使用をさけるようにし、それ以外の時期も長時間の使用やアロマバスは避けた方が安心して使うことが出来ますね。
鼻づまりにペパーミント
ペパーミントと言えば、ガムや歯磨き粉などでよく使われるスーッとした香りのイメージがありますよね。あのスーッとする香りにも、殺菌作用や感染を抑える作用があり、風邪予防に効果が期待できます。メントールの香りを嗅ぐと、鼻づまりが楽になる効果もあるので、予防だけでなく辛い症状にも役立ちますよ。また、炎症を抑える作用もあり、風邪を引いて頭痛がするときやのどが痛いときにも、効果を発揮してくれますので、症状が出てしまった後もひどくならずに済みますよ。ただし、刺激が強い精油なので、妊娠・授乳中、幼児、てんかん、高血圧、心臓疾患のある場合は、使用を避けないとならないので、他の精油を使ってくださいね。
菌やウィルスの繁殖を抑えるレモン
爽やかな香りがおなじみのレモンにも、菌やウィルスの増殖を抑えて感染しにくくする作用や、殺菌消毒作用があり風邪予防におすすめの精油です。
柑橘系の香りは、比較的どの精油とも相性がいいので、苦手な香りの精油があればレモンとブレンドすると、使いやすくなり相乗効果も得ることが出来ますよ。
レモンの精油は、使ってはいけない人の決まりがなく妊娠中でも使用することが出来るので、気分をリフレッシュしながら風邪予防が出来るのも嬉しいですね。
香りを嗅いだり、空気中に散布する使い方であれば問題ありませんが、光毒性があり皮膚に塗った後に太陽に浴びると、皮膚トラブルが起きることがあるので注意してくださいね。
マスク+アロマで予防効果アップ
マスクが風邪予防に有効ということが浸透してきて、付ける人が増えてきましたが、先ほど紹介したルームスプレーをマスクの内側にスプレーすると、予防効果がアップするのでおすすめです。
マスクは、できるだけ顔との隙間が開かないものを選び、スプレーは1か所に集中しないように、30cmほど離れたところから、マスク全体に吹き付ける様にします。朝使って外したものを再度使用する際には、もう一度スプレーしましょう。
付けっぱなしで過ごす場合も、数時間ごとにシュッとすれば効果が持続しますよ。
マスクは1日使うと効果が落ちると言われているので、毎日新しいものと交感するのもポイントです。もし精油の刺激が強いと感じる場合や、肌が弱い人はマスクの外側にスプレーするようにしたり、精製水を足して薄めてもOKです。
肌や唇に精油が付く可能性があるので、光毒性のあるレモンは避けるようにして、慣れるまでは刺激の少ない、ラベンダーやティートリーを使うのがおすすめです。
うるおい効果もプラスの蒸気吸引
マグカップや洗面器にお湯を入れ、精油を1滴垂らし、蒸気を吸います。蒸気を逃がさないように頭からタオルをかけて覆うようにすると、更に効果的です。
乾燥していると菌やウィルスに感染しやすくなるので、蒸気で鼻やのどの粘膜を潤すのも予防になるので精油との相乗効果を得ることが出来ますよ。
のどがイガイガし始めた時は、すぐにやると酷くならずに済むので、ぜひお試しあれ~
バスソルトを使って免疫アップのアロマバス
植物性のキャリアオイル(ホホバオイル、アーモンドオイル、グレープシードオイルなど)小さじ1、もしくは、自然塩 大さじ1
精油 5滴 (ブレンドする場合も合計で5滴)
数種類の精油を使う時も、合計で5滴になるように使います。入れすぎると刺激になりトラブルの原因になるので、注意してくださいね。
身体を温めることで得られる免疫アップ効果と相乗効果が得られますよ!
いかがでしたか?使い方は簡単ですが、使ってみるとその効果に驚くかも知れません。
手洗い、うがい、マスクなどの一般的な予防法にアロマをプラスすることで、ずっとずっと予防効果が高くなります。対策を知っていれば、家族が風邪をひいていてうつったらどうしよ~と神経質にならずに済みますよ。