アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイル(精油)として、ペパーミントは最もポピュラーな香りの一つです。頭をすっきりさせて集中力を高める効果があります。安眠効果を得るために枕元で使うのがおすすめです。爽やか系アロマの代表格でもあるペパーミント。
清涼感あるスッキリとした香りで親しみやすいだけでなく、精神的にも肉体的にも多くの効果が期待できるアロマオイル(精油)というのはご存知でしたか?
ペパーミントとは?
ペパーミントは、古くから薬用や食用として幅広い用途で親しまれているハーブ。日本ではセイヨウハッカとも呼ばれています。
ペパーミントの葉から得られるのがペパーミントのアロマオイル(精油)で、メントールのスッとした香りの中に程よい甘さを感じる爽やかな香りが特徴です。
ガムや歯磨き粉などの食品や日用品の香りづけとしても広く使われているため、アロマが初めてという方でもなじみやすい香りです。
リフレッシュに適したペパーミント精油の主な効果・効能
ペパーミントには非常に幅広い効果があり、さまざまなシーンで頼りになります。
心への効果効能
ペパーミントといえばとてもすっきりとした香りを想像するはずです。主成分のメンソールには鎮静作用があり、心を安定させてささくれ立つ気持ちを沈めてくれます。
怒りや興奮を抑えて、前向きな気持ちにしてくれます。
ストレスが溜まって神経が敏感になってしまっている時などは、鎮痛作用と覚醒作用で精神的なバランスを取ってくれます。
体への効果効能
■胃腸を整える
ペパーミントの中の主成分であるメンソールが、二日酔い・食べすぎ・乗り物酔い・便秘などの胃腸の不調をしっかり整えます。
ヨーロッパでは古くから、民間療法としてなじみも深くお腹の不調を訴えるときにはペパーミントのハーブティーを飲むなどして、使われてきました。
胃の神経の末端を麻痺させる作用があることから、乗り物酔いなどから起こる気分の悪さや吐き気止めとしても使われています。
■鎮静作用
メンソールには鎮静作用があり、痛みを緩和してくれます。生理痛・頭痛・偏頭痛・筋肉痛などの様々な痛みに有効です。
特に、生理の時のイライラや集中力が切れやすい時などは心を落ち着かせて前向きな明るい気持ちにしてくれます。
クールダウン効果もあるため、日焼けによる炎症やかゆみなどを緩和してくれます。
ペパーミントの主成分のメンソールには、抗アレルギー作用などがあり鼻づまり・花粉症・風邪による鼻炎を緩和してくれます。
肌のかゆみを抑えニキビケアにも効果があります。体への効能が色々あるペパーミントですが、敏感肌の人には刺激が強い場合があるためエッセンシャルオイル(精油)を使用する場合は0.5%以下の濃度に薄めてから使いましょう。
また、妊娠している方は使用を避けましょう。
■抗菌作用
抗菌効果の強いペパーミントは、呼吸器系のトラブルや鼻炎・鼻づまりにも効果的です。麻痺作用や抗菌作用で虫歯・歯痛にも効果的です。
ですが刺激が強いため使いすぎると呼吸器に痛みを感じたり頭痛がひどくなってしまうなどの恐れがあるので、使用には注意が必要です。
■リフレッシュ効果
スッとした独特の清涼感ある爽やかな香りは、脳の働きを活性化して頭の中をクリアにし、気分をリフレッシュさせます。
精神的な疲労にも良く、憂鬱な気分の時や、無気力でやる気が起きない時に、心を励まし元気づけてくれます。
眠気覚ましにも効果的で、イギリスの研究によれば、ペパーミントの香りを吸入した後の瞳孔運動を測定したところ、昼間の眠気が有意に解消されたという報告もあります。
■消化器系の不調改善
ペパーミントといえば、古くから消化器系の不調に利用されてきました。
胃腸の働きを整える作用があり、消化不良、吐き気、胃痛、便秘、乗り物酔い、時差ぼけなどの症状を和らげます。
■花粉症・鼻炎の改善
ペパーミントの主成分であるℓ-メントールには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、鼻水や鼻づまりなど花粉症や風邪による鼻炎の緩和に広く用いられています。
ユーカリやティーツリーとのブレンドで相乗効果が期待できます。
■頭痛・筋肉痛の緩和
ペパーミントに多く含まれるℓ-メントールには、緊張型頭痛や筋肉の痛みを和らげる効果があることでも知られています。
頭痛にはラベンダーとのブレンドが定番。ホホバオイルなどの植物オイルに混ぜて、少量をこめかみや首の後ろに塗ってみましょう。血行が改善し、頭痛が楽になります。
筋肉痛にも効果的ですが、ペパーミントは肌に刺激を与えるため濃度を控えめに用いることがポイントです。
■虫除け効果
独特の清涼感あるペパーミントの香りは、蚊やゴキブリ、クモ、アリなどに対しての防虫効果があり、メントール入りの忌避剤も市販されているほど。
虫を寄せつけないのはもちろん、ペパーミントの優れた抗菌作用により、お部屋の消臭対策にも役立ちます。
■クールダウン効果
ペパーミントには冷却作用があり、肌に触れるとひんやりとした感触をもたらすため、発汗、日焼けによる炎症やかゆみ、ほてりなどに有効です。
ただし、ペパーミント単品での使用は避け、ラベンダーとブレンドして1%以下に希釈して使用するのがおすすめ。肌が弱い方は、ペパーミントのハーブウォーターが適しています。
■鼻水、鼻づまりを和らげるペパーミント吸入
ティッシュやコットンにペパーミント精油を1滴落とし、ゆっくりと香りを吸い込みます。(香りが強いため、一気に吸い込まないように注意)
すっきりした香りで、ボーッとした頭もクリアに。咳や喉の痛みなど呼吸器系のあらゆる不調にもおすすめです。
マスク用にアロマスプレーおオススメです。
皮膚への効能
皮膚へも炎症を抑える効果があります。日焼け後の肌や皮膚の炎症に効果的です。肌の引き締め作用もあります。
体への効能
- 鎮痛作用
- 抗菌作用
- 抗カタル作用
- 抗真菌作用
- 消炎作用
- 抗炎症作用
- 消化促進作用
- 去痰作用
- 解熱作用
- 肝臓強壮作用
- 発汗作用
- 防虫作用
- 気管支炎緩和作用
- 抗ヒスタミン作用
- 抗アレルギー作用
- Caイオン拮抗作用
- 鎮静作用
- 覚醒作用
- 筋肉弛緩作用
- 体温調整作用
肌への効能
- 収れん作用
- 抗炎症作用
- 冷却作用
- 皮膚軟化作用
髪への効能
- デオドラント作用
- 収れん作用
香りの相性がいいブレンド
清涼感を出してくれる香りです。ハーブ系、柑橘系の香りと相性がいいです。
いかがでしょうか? アロマ ってすごいと思いませんか?