お肌も空気も乾燥しがちな冬。この季節は仕方ない…とあきらめていませんか?乾燥肌に効く美肌アロマを使って、乾燥肌のお悩みをしっかり解決していきましょう!冬だけでなく、一年を通して乾燥肌にお悩みの方にもおすすめのアロマとその活用法をご紹介します。
冬は空気も澄んでいて、深呼吸すると気持ちもスーッとクリアになる清々しい季節。しかし、乾燥した空気によって、肌のカサつきにお困りの方も多いのではないでしょうか。肌の乾燥はシワの原因になり老化を早めてしまうことも…。
肌にカサつきを感じたら、アロマの天然保湿ケアで顔から身体まで全身をしっとりうるおしましょう。
乾燥肌におすすめのオイル
乾燥を防ぎながら、エイジングケアもできるアロマがおすすめ
おすすめ度No.1は「ネロリ」。肌の乾燥を防ぎ、アンチエイジング効果とリラックス効果にもすぐれています。しかし、とても高価なので、気軽に使いたい方は「フランキンセンス」や「ゼラニウム」など同じくエイジングケアによく使われるオイルを代用してみるのもよいでしょう。
- ネロリ
- 魅惑的なビターオレンジ花の香り。乾燥肌や老化肌におすすめです。
- ローズ
- 優雅なバラの香り。敏感肌や乾燥肌を整えハリとつやを与えます。
- サンダルウッド
- 甘いウッディな香り。肌の乾燥を防ぎ、深いリラックス効果も。
- ゼラニウム
- グリーンフローラルな香り。心身のバランスを整え女性らしさや美しさを育てる精油。
- ラベンダー
- 親しみやすいフローラルな香り。炎症などを沈静させ、回復へ導きます。
- イランイラン
- エキゾチックな花の香り。すぐれたリラクゼーション効果を持ち、皮脂バランスも整えてくれます。
- フランキンセンス
- フレッシュな樹脂の香り。滞りがちな肌を活性化させ、若々しく保ちます。
精油をブレンドしたエッセンシャルオイルが乾燥肌と痒みに効果抜群な理由
秋冬の乾燥肌や痒みになぜ、エッセンシャルオイルがそれほど効果的なのでしょうか?
・皮膚のバリア機能である皮脂膜の補強と形成を促進
・水分を失って乾燥した肌の保湿
・皮膚のバリア機能低下のため刺激過敏で起きた痒みをおさえる、
・皮膚の免疫力を高める
・低下した内臓機能や新陳代謝を高める
・季節の変わり目で感じやすい疲れやストレスを緩和する
・新陳代謝が落ちたことによる結構不良を改善する
上記の理由として
・キャリアオイルとエッセンシャルオイルの天然成分、そのものに皮膚の細胞を
修復したり、皮脂膜の原料の元になっている
・エッセンシャルオイルとキャリアオイルの作用が、皮膚、内臓器官、新陳代謝、免疫、血流、
呼吸器、心理面へ有効に働きかける。
・精油の香りが嗅覚から作用し、キャリアオイルの成分が皮膚より浸透して作用する。
・エッセンシャルの香りが心を癒し、体の機能や自律神経を整える
・アロマテラピーの芳香作用により肺から血流にのり体内に行き渡る
アロマトリートメントで全身の乾燥ケアをしましょう。
アロママッサージは、手軽なアロマの利用方法のひとつです。
まずアロマのマッサージオイルを作ります。メインの精油と、それを溶かすための基剤ともいえる「キャリアオイル」の2種類を用意してください。
キャリアオイルは、ホホバオイルなどが一般的ですが、植物から抽出されたオイルのことです。ホホバオイルそのものに美肌効果の高いビタミンEが含まれています。
キャリアオイルとして、スィートアーモンドオイルも人気です。日焼けなどが原因でできたシミなどを抑制してくれる効果があるからです。
キャリアオイルを選んだら、いよいよマッサージオイル作りに入ります。
キャリアオイルに対して精油が1%以下、フェイシャルの場合は0.5%以下の濃度になるようにマッサージオイルを作ります。ちなみに精油についているスポイトは1滴で5mlが落ちるものが多いようです。
マッサージオイルを手に取って人肌にあたためたら、全身に薄くのばしていきます。リンパの流れに沿ってマッサージすれば、老廃物の排出がスムーズにいきます。このとき、強く押し過ぎないように気をつけてください。
乾燥肌対策であれば、オイルの保湿成分を肌に残しておくことがポイントになるので、オイルを洗い流す必要はありません。もしベタつきが気になるようならタオルでそっと押さえて拭き取ってください。
フェイシャルスチームや沐浴も乾燥肌に効果的です。
アロママッサージのほかには、フェイシャルスチームや沐浴も簡単にできておすすめです。
フェイシャルスチームとは、精油を溶かした蒸気を顔にあてる方法です。直接肌に湿布するわけではありませんが、蒸気の力を借りて、血行促進や肌の保湿効果を高めます。
方法はいたって簡単です。洗面器などの器に蒸気が出るくらいの熱いお湯を張ります。
そこに、精油を2~3滴加えます。お湯が冷めないうちにすばやく蒸気に顔を当てます。
その際、蒸気が周囲に広がって逃げないように、バスタオルを頭にかぶってください。目を閉じ、ゆっくりした呼吸で蒸気を皮膚だけでなく鼻からも体内に取り込みます。
沐浴は、さらに簡単に精油を活用できます。お風呂や洗面器に精油をたらして、手湯・足湯・半身浴・全身浴を楽しみます。精油量の目安は、全身浴で1~5滴、そのほかは1~3滴ほどです。
フェイシャルスチームや沐浴は顔や体を温めるため、全身の血の巡りがよくなります。女性に多い冷え性の人は積極的に取り入れてみたいアロマの活用方法です。
乾燥肌対策に、アロマを積極的に取り入れてみましょう。
アロマは、花、草木、樹皮などから抽出した芳香成分のあるエッセンスです。アロマの有効性が広く知られるようになり、心身の健康だけでなく、医療や介護などの分野でもアロマが注目を集めています。
もちろん、乾燥肌対策といった美容の世界でもアロマの存在感は大きくなっています。乾燥肌といった肌トラブルの改善や予防に、アロマを取り入れてみてはいかがでしょうか。