自然に囲まれながら歩けばフィジカルだけではなくメンタルにも驚くべき効果がもたらされます。
トレッキングのエキササイズ効果
こんな景色を見に行って身も心もリフレッシュしませんか？
山を歩くということは、身体に酸素を取り入れながらする『エキササイズ』です。一般的にはエアロビクス（有酸素運動）と言われているものです。登山はほぼ朝から夕方までの長時間歩くので脂肪をエネルギーとして燃焼してくれますので心肺機能の向上や改善に役立ちます。脂肪が減少することにより肥満も解消され、代謝がよくなります。血中脂質や血糖値、血圧の状態の改善にも有効です。また歩くことで荷重がかかり、骨に刺激が加わると新しい骨をつくる骨芽細胞が活発化し、骨量がアップすることが分かっているので、骨粗しょう症予防にも良いです。
登山は体重や距離や荷物や気象条件などのコンディションにもより異なりますが、ひとつの目安として標高差が３００Mに付きおおよそ５００カロリーの消費があります。
トレッキングの基礎代謝アップ効果
登山やハイキングをすることにより、基礎代謝を上げて生活習慣病予防に繋がります。
基礎代謝とは『生きてくうえでの最低限必要な生命活動を意味し、内蔵を動かしたり、体温調節をしたり、必要最低限の生命の維持に使われるエネルギー』と言われるものです。
基礎代謝を上げると普段運動をしなくてもカロリーやエネルギーを消化してくれるということです。基礎代謝を上げる為に最も効率的なのは身体全体で２２％を占めている筋肉を登山で使うことです。一般的に身体の中で最も多い筋肉の部位は１位殿部（おしりの部位）２位大腿（足の付け根から膝までの部位）３位下腿（膝から足首までの部位）の下半身部位が全筋肉量の約６０％を占めます。登山は下半身の筋肉にかかる負荷が大きいので基礎代謝が上がりやすいです。また登山は長時間に及ぶ全身運動ですので筋肉を使うことにより、他の臓器も平行して機能の向上にも繋がります。
基礎代謝を上がるとどんな効果があるのかと言うと・・・
内臓の動きも活発になり、血糖値やコレステロール値が下がります。糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を予防することができます。また、心臓に適度な負担をかけることで血管の伸縮性も良くなり、動脈硬化など血管の疾患も予防できるのです。血液の循環が良くなることにより『身体の善』の部分が身体全体へと活性化をしてくれるのです。その結果としてダイエット効果もあるんです。筋肉を鍛え、心肺機能を高める格好の機会。さらに、傾斜のある道を上り下りすることで、ちょっときついくらいの運動を長時間続けられるのも魅力です。高血圧、糖尿病、脳卒中、肥満、うつ病、認知症……あらゆる生活習慣病予防になるのだとか。
極め付きは、「登り切った！」という達成感を目指すため、モチベーションが維持しやすいこと。まさに、心身共に健康になりそうです。
トレッキングは脳の活性化をしてくれる
トレッキングは脳の活性化に役立ちます。登山は全身運動なので血流が上がることで脳への血流も増します。脳の血流が増すと脳の働きが活性化してくれるのです。
登山は移動と着地を繰り返すスポーツなので『足裏』で荷重を受け止めます。足裏は第二の心臓と言われる位大事な機能をします。その運動過程において、血液循環がよくなると、全身に血液を行き渡らせることになり、その血液が脳細胞へ到達します。脳細胞の血液の流れが良くなると、脳細胞に十分な酸素が送られます。脳を刺激し活性化を助けるのです。
脳が活性化してくると、『ドーパミン』という脳内物質が出てくるので、ハッピー指数もあがり、老化を防ぐのはもちろんのこと、冷えやむくみ、記憶力や集中力の向上、ストレスの解消にも役立ち、自律神経もリラックスした状態が保つことができます。ストレスのない状況ですと、人は生産性のあることがし易い環境を設けることが出来るのです。
“ちょいきつ”で快感ホルモン「β-エンドルフィン」が分泌される
トレッキングを始めると“ちょいきつ”な感覚がやってきますが、しばらくたつと、さほど苦に感じなくなります。その理由は、脳に酸素が大量に取り込まれることで、脳内ホルモンがさかんに分泌されるから。中でも、快感ホルモンといわれる「β-エンドルフィン」が分泌し、血液中に流れ出すと、ますます心地良くなります。いわゆるマラソンのランナーズハイの状態になるのです。ストレス解消にもなりそうですね。
＜トレッキングのまとめ＞
１．心肺機能の改善や向上してカロリー消費をしてくれる
２．基礎代謝があがり生活習慣病予防になる
３．脳へのご褒美を与えてあげると生きる活力が生まれる
さあ、次の週末はトレッキングに出かけてリフレッシュ＆パワーアップしませんか？