ベルガモット精油には、なんとなく気分が落ち込んだり、憂鬱になってしまった時に嗅ぐと元気になれる効果効能があります。今回はベルガモットアロマの効能や使い方、おすすめブレンドなどをご紹介します!
香りの印象
柑橘系の中でもしっかりとした大人の香り立ちで、洗練された上品さを持ち合わせた印象の香りです。柑橘系というと、オレンジやミカンなど、南国のイメージがある香りも多いのですが、ベルガモットは、香水やアールグレイの香りづけという歴史からも想像できるように、気品ある洗練された香りです。花のような甘さと、落ち着きと清々しさを持ち合わせた香りです。
香りを嗅ぐと、気分をすっきりさせ、落ち着きをもたらすとともに、気持ちを明るく前向きにしてくれます。イライラしたり落ち込んだりしたときには、この香りでリラックス&リチャージがおすすめです。軽すぎない爽やかさで、朝の玄関で元気を出したいときに嗅ぐのもよし、夜に疲れを癒すために嗅ぐのもよしの香りです。
ベルガモットの効果効能
心への効能
オレンジと同様、リラックスし、エネルギーの循環を促す作用があります。ベルガモットの場合は、ストレスをため込んだ感情を解き放つことを助けます。心の中に溜め込んでしまっているイライラやストレス、欲求不満を解き放ちエネルギーの流れをスムーズにしてくれます。鬱症状にもとても有効です。
体への効能
オレンジと同様、消化器系に有効で、循環を促す作用があります。消化不良、食欲増進、腹痛などに効果があります。また、神経系を整える作用があるため、抗うつ作用、鎮静作用などもあります。鬱の症状は肝臓のうっ血と胆のうの鬱滞を表し、それらの流れをスムーズにすることで、鬱症状を和らげます。その他、生殖器系、泌尿器系の感染症にもいいと言われています。
皮膚への効能
様々な皮膚疾患にも有効です。注意したいことは光毒性と光感作性です。濃度を低くして、使用後は直射日光にあたらないように気を付けます。皮膚の炎症を抑え、肌荒れにとても効果的です。
体への効能
- 抗菌作用
- 殺菌作用
- 抗うつ作用
- 抗感染作用
- 鎮經作用
- 鎮静作用
- 消化促進作用
- 健胃作用
- 殺菌消毒作用
- 子宮強壮作用
- 消化器系の不調
- 解熱作用
- 食欲増進作用
- 利尿作用
肌への効能
- 殺菌・消毒作用
- 抗炎症作用
- 抗感染作用
- 創傷治癒作用
- ニキビの改善
- 乾癬、湿疹の改善
髪への効能
- 頭皮の清浄
- 脂性の頭皮に
香りが合わせやすいブレンド
ベルガモット精油が柑橘やフローラル系の香りのため、感着付けやフローラル系の精油との香りの相性がよいです。
- フローラル系:ラベンダー
- 柑橘系:オレンジなど柑橘系全般
- オリエンタル系:ジャスミン
- ウッディ(樹木)系:ジュニパー/li>
効果別のおすすめのブレンド
■リラックス効果
使用精油:ベルガモット、ネロリ、オレンジ・スイート、ゼラニウム。マジョラム
妊婦さんも楽しむことができるブレンドです。フローラル調のリラックスに最適な香りがします。
■安眠に誘う効果
使用精油:ベルガモット、ホーリーフ、ラベンダー
紅茶を連想させるような香りのブレンド精油です。
光毒性があるため直射日光は避ける
ニキビ肌に有効なベルガモットオイルですが、『光毒性』という特性があるため注意が必要です。これはベルガモットに含まれる『ベルガプテン』という成分のためで、肌に塗ったまま紫外線に浴びると、炎症・シミ・かぶれなどが起きてしまう可能性があります。
肌へ使用する際は夜間の利用にするか、日中に使用する場合は直射日光が当たらないように注意しましょう。また、最近では「ベルガプテンフリー」のベルガモットも販売されているので、スキンケアに使用するときなどはそちらを使用するようにしましょう。