Columnコラム

今年の疲れを癒す 身体が本当に喜ぶ「アロマ」で、超簡単にストレス解消する方法

ストレスとは「心身に何らかの外的刺激が加わり、緊張を生じた状態」のこと。何か嫌なことがあって落ち込んだり、イライラしたりするのは、ストレスのサイン。私たちは、元々ストレスを処理する力が備わっています。

しかし、過剰なストレスを受け続けると、自律神経やホルモン、免疫などのバランス調整を行なっている脳の司令塔「視床下部」に影響をもたらし、心や身体の健康を驚かしてしまうのです。アロマテラピー は植物の力を借りて、私たちの心身を健やかに導く自然療法。嗅覚を通じて香りの成分が「視床下部」に直接届き、ストレスによって乱れがちな心身のバランスを整えます。

疲れもストレスも溜まり過ぎている今日この頃。爽やかなアロマの力で、ストレス解消してみませんか?

では、「初心者にも簡単にできる」「自宅で手軽に楽しめる」ストレス解消アロマテラピーのやり方をご紹介します。

香りだけでどうしてストレス解消できるのでしょうか?

これって一番知りたいところですよね。

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分を利用して、リラックスやリフレッシュを促し、心身のトラブルを解決に導く自然療法のことです。

好きな香りを嗅ぐのは誰にとっても心地よいこと。でも、「本当にリラックスできるの?」と不思議に思うかもしれません。じつは嗅覚は、視覚や聴覚などの五感のうちで唯一、脳の「大脳新皮質」を経由せず、「大脳辺縁系」に直接伝わる感覚なのです。

大脳辺縁系は感情や記憶を司っている、脳の中でもより本能に近い部分。嗅覚はそこを直に刺激することができるので、香りを嗅ぐことが心身のリラックスや気分転換に繋がるのですね。

イライラ?モヤモヤ?効能別おすすめアロマ

世の中にはじつにさまざまな種類のアロマ精油が並んでいます。選ぶのに迷ってしまうかも!

香り選びの第一条件は、自分の好きな香りを選ぶこと。それでも選びきれないならば、効能を見ていきましょう。ストレスといってもその状態はさまざまです。あなたの心は今どんな状態ですか?

「イライラや怒りで爆発しそう!」なときは……

鎮静作用のあるラベンダー、緊張を緩和するローズ、ハーブティとしておなじみのカモミール・ローマンや、ヒノキがオススメです。自律神経を整え、ストレスによる緊張をほぐし、気持ちを落ち着かせてくれます。

生理前のイライラには、ゼラニウムも◎(お母さん世代の更年期障害にもおすすめ)。

心配ごとや不安に押しつぶされそう」なときは……

南国の花を思わせるイラン・イラン、深みのあるサンダルウッド(白檀)などがオススメです。不安な気持ちを和らげてリラックスさせ、心を穏やかに落ち着かせます。

「落ち込んだ気持ちを上向きにしたい」ときは……

柑橘系(グレープフルーツ、ユズなど)がイチオシ。爽やかな香りが暗く沈んだ気持ちを吹き飛ばし、明るく前向きな気分を運んでくれます。不眠や食欲不振の解消には、オレンジ・スイートの香りも◎。

なんだかモヤモヤする。スッキリしたい!」ときは……

清涼感の強いペパーミントや、気分を穏やかに持ち上げてくれるメリッサ(レモンバーム)がオススメ。また元気をくれる柑橘系も、気分転換にピッタリです。

お家にあるものだけで!即効・アロマテラピー

「アロマテラピーって準備が大変そう」? いいえ、そんなことはありません! じつは、お家にあるものだけで簡単に楽しめちゃうんですよ。

ハンカチやミニタオルで……

お気に入りのハンカチやミニタオルに、精油を1~数滴垂らします。それをデスク周りや枕元に置けば、お部屋全体がふんわり安らぐアロマ浴スポットに変身です♪

◆バスタイムに……

バスタブにお湯を張ったら、その中に精油を1~5滴垂らして全体によく混ぜましょう。いつものお風呂がアロマバスに大変身です。

足湯や手湯で……

全身浴よりずっと手軽に身体を温められる、足湯や手湯。洗面器にお湯を張り、精油を1~3滴垂らし、よくかき混ぜます。その中に足や手を浸せば、お部屋でも簡単にアロマ温活を楽しめます。

◆アロマポットやキャンドルで……

もちろん、アロマポットやキャンドルを使って香りを楽しむのも◎。心地よい音楽をかけて、照明を落とし、何も考えずぼーっとするのは至福のひととき。疲れきった心と身体をじんわり癒していきましょう。

アロマセラピーの経験や知識がなくても、好きな香りを生活に取り入れることで、気持ちが優しくなったり、疲れが癒されたりするのではないでしょうか。ストレス軽減のために心身ともに深いリラックスを得られるよう、アロマの世界を楽しんでみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。