時と場所や気分に合わせて自分好みの香りをブレンドしてみませんか?リラックス効果がさらにアップします。
エッセンシャルオイルは、1種類だけでも心身の不調を緩和してくれますが、
2種類以上のエッセンシャルオイルをブレンドすると相乗効果が期待できます。
また、香りが奥深くなり、時間が経つにつれ香りも変化していくのが楽しめるんです。
買ってきたオイルをそのまま使うのではなく、数種類のオイルをブレンドして、
自分好みの香りをつくって、リラックス効果をさらに上げましょう!!
エッセンシャルオイルの選び方
抽出部位に注目して、自身の悩みを解消しましょう!
エッセンシャルオイルは抽出部位の違いで、香りや心身に働きかける効能が異なります。植物の部位と人間のからだとがリンクする場合が多いので、抽出部位に注目することは、どのオイルが自分の悩みに最適かを判断する手引となります。あとは好みの香りで選ぶのがベスト。自分が求めていた香りが、実は悩みに合致したものだったというケースもあります。成分は100%植物から抽出されているものが大前提です。
花
[神経、生殖器系]
鎮静、高揚、ホルモンバランス
葉
[呼吸器系、循環器系]
収れん、粘液排泄、殺菌
根
[消化器系、循環器系]
免疫力アップ、滋養強壮、加温
種子
[活力]
やる気を出す
樹木
[精神、免疫系]
鎮静、安定
樹脂
[肌]
スキンケア
果実
[消化器系]
消化促進、排便を促す
とっておきのオススメレシピをシリーズでご紹介いたします。
ストレスをやわらげ心をしずめ安眠に誘う香りのハーモニーです。
不眠・安眠
なかなか眠れなかったり、眠りが浅いときは、脳が興奮状態にあったり、体内時計に狂いがでいるのかもしれません。神経の高ぶりを抑えたり、自律神経のバランスを整えるような働きのあるアロマスプレーを使ってみましょう。シュッとスプレーしたら大きく深呼吸します。とくに、息を吐く時に出来るだけゆっくりと吐くと副交感神経が刺激されて心身がリラックスしてくると言われています。意識して取り入れてみましょう。
不眠に
おすすめのエッセンシャルオイル
ラベンダー(真正ラベンダー) ウッディな基調のやわらかい花の香り
フローラル系 ミドルノート
植物名:ラベンダー(真正ラベンダー)
学名:Lavandula angustifolia L.officinalis,L.vera
科名:シソ科
抽出部位:花と葉
製造法:水蒸気蒸留法
神経を鎮静させる作用により、緊張をほぐして平常心を取り戻すように働きます。バランスを失った心身の状態を改善して健康的な状態に戻すための力となるのがラベンダーの特徴です。万能といわれる理由はここにあります。
また、自律神経のバランスを調整する働きがあり、ストレスや怒りを感じている心や、不安や心配を抱えた心を癒し、深くリラックスさせる効果があります。
また、安眠効果があることでも有名で、就寝前にもよく利用されている精油です。
○おもな作用:強壮、抗炎症、抗菌、鎮静、鎮痛、
○好相性:クラリセージ、サンダルウッド、ゼラニウム、ベルガモット、ローズマリー
オレンジ・スイート 甘くフレッシュな香り
柑橘系 トップノート
植物名:スイートオレンジ
学名:Citrus sinensis
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
製造法:圧縮法
リフレッシュやリラックス効果があり、不安や緊張、ストレス、うつ状態から解放され、気分を前向きにする効果が期待できます。
また、安眠を促す精油としても知られていますので、就寝前に香らせるとよいです。作用も穏やかなので、子供にも安心して使用できます。
そして、胃腸の調子を整える作用もあり、下痢や便秘などの胃腸のトラブル全般的に効果が期待できます。また、食欲を増進させる作用もある為、食欲不振の方にもおススメですが、逆にダイエット中の方には注意が必要です。
○おもな作用:抗うつ、消化促進、食欲増進、鎮静
○好相性:ネロリ、プチグレン、ユーカリー、ラベンダー、レモン
スイートマージョラム スパイシーでナッツのような香り
ハーブ系 ミドルノート
植物名:スイートマージョラム
学名:Origanum majorana
科名:シソ科
抽出部位:葉
製造法:水蒸気蒸留法
神経系の緊張を解きほぐしリラックス状態へと導く働きが期待できることから、マジョラム・スイートは睡眠サポート用の精油としても用いられています。基本的には毒性がないとされること・香りの柔らかさも高く評価されており、ラベンダーと人気を分かつ存在でもあります。スパイスとしてのマジョラムは甘さを含んだ香りですが、精油の場合は甘みはほとんどなくスッキリとしたハーブ調の香りですから、甘い香りやフローラル調の香りが苦手な方も試してみると良いかもしれません。
○ おもな作用:鎮静、自律神経調整、安眠
○ 好相性:オレンジ・スイート、サイプレス、ベルガモット、ラベンダー、ローズマリー
○ 注意点:皮膚への刺激が強いので、使用量に注意する。
ブレンドのしかた
バランスを考慮してブレンドを楽しもう!
好みのエッセンシャルオイルを見つけたら、次は数種類のオイルを使ってオリジナルの香りにブレンドしてみましょう。まず、香りの揮発時間(ノート)のバランスを取り、香りの強弱を加味します。強いと感じるものは滴数を少なくするなどの調節を。そして、香りのグループ分け(ファミリー)を意識します。最初は2種類、慣れてきたら最大4種類を組み合わせて、お気に入りの香りを見つけてください。
<香りのノート>
揮発する速度の違いを意識するとバランスがよくなるだけではなく、時間による香りの変化も楽しめます。
【TOP】
最初に感じる香り。揮発速度がいちばん速く、20分間ほど持続。
【MIDDLE】
トップに続いて香る、ブレンドの軸になる香り。4時間ほど持続。
【BASE】
ブレンド全体をまとめ、安定させる香り。揮発速度が最も遅く、 6時間以上持続。
<香りのファミリー>
抽出部位をベースに、香りは6つに分類できます。全体の系統を把握して、相性のよさを追求してください。
[フローラル]
甘く華やかな香り。
女性らしい気分に。
[ハーブ]
草原を思わせる清涼感
あふれる香り
[ウッディ]
森を歩いているような
緑の印象が残る香り。
[シトラス]
みずみずしく爽やかで
フルーティな香り。
[スパイス]
シャープで刺激的な香り。
アクセントにも。
[樹脂]
芳醇な甘さを持つ
心癒される香り。
いかがでしょうか
ディフューザーで燻らせたり、アロマランプ、またアロマスプレーで利用して
素敵な香り生活をお過ごしくださいませ。