トレッキングで森に入ると秋～冬は空気がとっても澄みきっていて気持ちがいいのです。
落ち葉が積もった山道をサクサクとならしながら歩くのは最高です。秋冬は空気も乾燥して体調を崩しがちです。秋冬に人気のスポーツと言えば「登山」ですが、ただの山登りでは？と思う方も多いでしょうが、実はトレッキングは全身を使うスポーツです。私は近くの六甲山の上級者コースである芦屋地獄谷ルートや荒地山によく出かけます。岩場やザレ場など三点支持で登らなくてはならない所や滝などスリル満点で楽しいトレッキングですが慣れている私でさえ次の日はどこかしら筋肉痛になっています。
登山は全身トレーニング！
登山とは、漢字の通り「山を登る」ことを指します。最近では初心者向けのツアーもあり、比較的始めやすいですね。山を歩くだけというイメージもありますが、登山は全身運動です。初めて山に登った日の後は全身が筋肉痛になります。これは普段使わない様々な筋肉を使っているからです。登山は普段歩く距離とは比べ物にならないほどの長距離を歩くため、運動不足の解消に繋がります。歩行によって主に下半身の筋肉が鍛えられることもメリットの1つです。
また、歩く時に腕を振るので腕の筋肉も使いますし、脚力を支えるために腹筋も使います。重いリュックを背負うため、背筋も鍛えることができます。
登山によって鍛えられる筋肉と効果
登山によって鍛えられる筋肉は、主に下半身で、歩く時に使う「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「大殿筋」「ふくらはぎ」です。下半身の筋肉を鍛えることによって期待できる効果に、足のむくみの軽減やヒップアップ、ウエストの引き締めなどのダイエット効果が挙げられます。性別関係なく引き締め効果があるといえそうです。
登山は美容にも効果がある！
登山によって得られる効果は筋肉を鍛えることだけではありません。実は登山には美容効果もあります。先程述べたウエストの引き締めや美脚などのダイエット効果はもちろん、美肌効果もあります。人の身体は、運動をすることで体温が上昇します。体温が上昇すると、血液の循環が良くなり、新陳代謝が活発になります。これによって老廃物が排出され、肌が新しい細胞に生まれ変わるため、美肌に繋がるのです。逆に、新陳代謝のサイクルが狂うと肌が荒れる事に繋がってしまいます。スポーツ全般が運動になるので美肌に繋がりますが、より発汗量が多い登山の方が美肌になりやすいと言えます。
ストレス社会を生きる現代人にもってこいな登山
登山にはストレス発散の効果もあります。登山をするには山に行き、山の中を歩くことになります。「森林浴」という言葉がありますが、森林帯を歩くことで普段は見て触れることが少ない自然に触れ、綺麗な空気や、静かな森の音に包まれることでヒーリング効果が期待できます。
また、登山にハマると早寝早起きが習慣づいたり、次の登山のためにトレーニングや装備を揃えるなど日常生活にハリが出ます。毎日のストレスを登山で発散する、癒やされるという登山ファンも多くいます。週に1回程度の登山を継続的に行うことで今まで挙げたような効果が期待できます。しかし体力は人によって違いますので、自分の体力と相談してペースを決めましょう。
いきなり山に登るのが不安、という方は、まず体力づくりから始めてもいいですね。
トレッキングに行ってオススメすること、
登山用のストーブ（小型のガスカートリッジ）でお湯を沸かしコーヒーミルで挽きたてのコーヒーを飲んでみてください。多めのクリープ等のミルクを入れて飲むと至福のコーヒータイムになります。コーヒーには、リパーゼとクロロゲン酸という脂肪の分解を促進する成分が含まれています。一般的に、脂肪燃焼が始まるのは運動開始してから20分前後と言われていますのでその前にコーヒーを1，2杯飲んでおくことで、効率よく脂肪燃焼することが期待できます。また、カフェインには覚醒作用があるため、集中力があがり、様々なことに気を使う登山にコーヒーはお勧めです。カフェインには、骨格筋を直接刺激する働きがあるため、筋肉の収縮を増強し疲労回復につながると言われています。一説によると、効果は摂取約30分後あたりから大体8～14時間程度続くとか。カフェインには利尿作用があります。そのため、体内に蓄積している余分な水分を出してくれるため、むくみが気になるときは1，2杯飲むのもお勧めです。
山コーヒーは山のどこで飲んでも構わないのですが、山頂で飲むと感動もひとしおです。苦労した分だけおいしく飲めると思います。「山頂についたらおいしいコーヒーが飲める！」と思えば、トレッキングもより楽しくなりますよ。
さあ、この週末は森の中の澄み切った空気を浴びにトレッキングに出かけましょう。