Columnコラム

咳・痰・気管支炎・喉の痛みにアロマテラピーで症状緩和と予防に役立つケア

風邪かなと思ったら “アロマ” の出番 !! のどや胸に塗って、風邪の症状を和らげよう

アロマというと、香りを楽しむ癒しのイメージが強いですが、植物から抽出した香りの成分には、さまざまなパワーが秘められています。特にアロマが得意とする分野が、抗菌・抗ウィルスです。冬を迎え、本格的な風邪のシーズンになりました。風邪かなと思ったら、アロマを上手に活用して風邪の症状を和らげてみませんか。

風邪のときオススメの3種類。ユーカリ、ティートリー、ペパーミント。

アロマというと日本では“香りで癒す”、というイメージが強いですが、フランスではアロマテラピーは医師による医療行為として位置づけられいて、医師の処方により薬剤師が精油を調合します。特に風邪のときには、精油の抗菌・抗ウィルスの効能が重視されています。

日本では風邪で鼻づまりやくしゃみがつらいとき、市販のヴィックス・ヴェポラッブ(大正製薬)がよく使われます。1日3回、胸や背中、のどに塗るものですが、この塗り薬には天然のユーカリの精油が配合されています。

一口にアロマといっても芳香浴だけでなく、さまざまな使い方があります。風邪のときに使われる代表的な精油は、ヴェポラッブに使われている「ユーカリ」があげられますが、さらに、「ティートリー」と「ペパーミント」も有効です。このどれもが抗菌・抗ウィルス効果の高い精油です。風邪をひいたときは、これら基本の3種類を上手に利用して、風邪のつらい症状を和らげましょう。

《ユーカリ》…風邪といえばユーカリ

・抗ウィルス作用(風邪ウィルスに)

・カタル性のうっ血の除去と去痰作用(鼻や気管支のゼロゼロを排出しやすくする作用)

・抗菌作用(大腸菌などの殺菌)

・抗炎症作用

・解熱作用

《ティートリー》…殺菌力がケタはずれ

・殺菌作用

・抗ウィルス作用

・抗炎症作用

・免疫促進作用(白血球を活性化し、病気の回復を早める)

・抗真菌作用(水虫などのカビに)

《ペパーミント》…鼻水や痰を排出しやすくする

・鎮痛作用(風邪でのどや頭が痛いとき)

・鼻粘液の排出作用・去痰作用

・殺菌作用

・解熱作用

ホホバ油に精油を混ぜて、胸や首、のど、背中に塗ってみよう。

風邪をひいてしまったら、下記のレシピで手作りの“塗り薬”を作ってみましょう。市販のヴィックス・ヴェポラッブを塗る要領で、1日3~5回、のどや胸を軽くマッサージして塗布します。精油の有効成分が皮膚から入るだけでなく、鼻や口からも吸収されることによって、呼吸が楽になります(下記のレシピは2%の濃度で大人用です。お子さんに使用するときは、ホホバ油の量を2倍にして、1%の濃度にしてください)。下記のレシピ以外でも、基本の3種類を症状に合わせて配合してもOKです。

≪風邪の初期症状には≫

・ホホバ油…5ml

・ユーカリ…2滴

≪セキがひどいとき≫

・ホホバ油…10ml

・ユーカリ…2滴、ラベンダー…1滴、サイプレス…1滴

≪のどが痛いとき≫

・ホホバ油…5ml

・ユーカリ…1滴、ティートリー…1滴

または、

・ホホバ油…12.5ml

・ユーカリ…2滴、ティートリー…2滴、ペパーミント…1滴

≪たんがからむとき≫

・ホホバ油…12.5ml

・ユーカリ…2滴、ティートリー…2滴、サイプレス…1滴

≪鼻がつまるとき≫

・ホホバ油…15ml

・ローズマリー…3滴、ラベンダー…2滴、ペパーミント…1滴

※ホホバ油以外にも、スイートアーモンド油やグレープシード油でも可。

※植物油、精油はいずれも天然成分100%のものを使用してください。

※精油は直接、肌に触れないようにしましょう。

※精油を使用して皮膚に異常があらわれたときは、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。

気温が下がり、空気が乾燥する冬。本格的な風邪のシーズンになってきました。これから迎える年末年始の忙しい時期、風邪をひってしまったら、アロマを上手に利用して、こじらせる前に早く治しておきたいですね。

アロマってすごいと思いませんか? 

大地の恵みがたっぷりなエッセンシャルオイルで若々しく綺麗に過ごしましょう


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